TICAD 9 2025 – コモロ大統領アザリ・アッスマニ氏率いる閣僚団の横浜参加
- COMOROS

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コモロ連合共和国大統領、アザリ・アッスマニ閣下は、2025年8月20日から22日にかけて横浜で開催された第9回東京アフリカ開発会議(TICAD 9)に参加されました。本会議は、日本政府が国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行、アフリカ連合委員会(AUC)と連携して主催したもので、持続可能な開発と日・アフリカ協力の強化をテーマに、多くのアフリカ各国の首脳や政府代表が集まりました。
第1日目 – 二国間会談および全体会議(2025年8月20日)

大統領の公式日程は、8月20日(水)に横浜市長、山中丈治博士との会談から始まりました。会談では、都市の持続可能性、環境管理、地方開発などの分野で、横浜市とコモロ連合の協力の展望について意見交換が行われました。続いて、大統領は「平和と安全」をテーマとした全体会議に参加し、インド洋地域における地域の安定と対話へのコモロのコミットメントを再確認しました。
8月21日(木)には、コモロ・日本両国代表団間で複数の覚書(MOU)が署名され、二国間関係の強化に向けた新たな一歩となりました。経済をテーマとした全体会議では、大統領は、成長の共有、イノベーション、若い世代の育成を基盤としたパートナーシップの重要性を強調し、日本企業に対してコモロの優先分野への投資促進を呼びかけました。
第2日目 – 日本国首相との会談と経済協力(2025年8月21日)

会議の合間に、アザリ・アッスマニ大統領は、閣僚団を伴って、日本国首相、石破茂閣下との二国間会談を横浜で行いました。閣僚団には政府関係者が複数含まれ、二国間協力、経済開発および分野別パートナーシップの強化について意見交換を行いました。
石破首相は、大統領の日本訪問が5回目であることに言及し、海洋に結ばれた二国間関係の強化、とりわけ海洋協力、安全保障および災害防止分野での連携強化の意向を表明しました。さらに、アザリ大統領のインド洋委員会(IOC)議長就任を祝意を表し、同委員会加盟国を含む地域協力のさらなる推進を希望しました。首相はまた、東アフリカ諸国、とりわけコモロにおける人材育成および巡視船運用支援を通じた海洋法執行能力の強化に対する日本の支援を改めて強調しました。
大統領は、日本の継続的な支援、特に人材育成分野における支援に謝意を表し、今後の経済協力および日本からの投資促進への期待を述べました。閣僚団もまた、複数の日本の機関や民間部門代表と意見交換を行い、投資機会の促進および二国間経済関係の強化に向けた協力を進めました。
第3日目 – 会議の閉会と皇居での拝謁(2025年8月22日)
8月22日(金)、アザリ大統領は「社会」をテーマとした全体会議に参加後、公式閉会式および首脳合同記者会見に臨みました。また、横浜グランドモスクにて金曜礼拝に参列し、地元ムスリムコミュニティから温かく迎えられました。
午後には、皇居を訪問し、天皇陛下、徳仁皇帝に拝謁されました。その後、明治記念館へ移動し、アフリカにおける医療・公衆衛生分野で顕著な貢献を果たした人物を表彰する「野口英世アフリカ賞」授賞式に参加されました。
アザリ・アッスマニ大統領および閣僚団のTICAD 9横浜参加は、コモロ連合と日本との戦略的パートナーシップ強化に向けた重要な一歩となり、アフリカ諸国の平和、連帯、持続可能な発展を推進する両国の意志を示すものです。







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